初めに
共有ファイルサーバへのアクセスの際に、ショートカットを作成してショートカットからアクセスする方法などあるかと思いますが、ご使用のPCに共有ファイルサーバへのパスをネットワークドライブに登録することで、下記のメリットがあります。
- コンピュータから素早くアクセスできる。
- 作成したドキュメントを名前を付けて名前を付けて保存ができる。
- 共有ファイルサーバの使用状況と空き容量の確認が可能。
- Windowsのコマンドプロンプトからアクセスができるようになる。
ここでは、Windowsのネットワークドライブの割り当て手順と、ネットワークドライブの切断手順を紹介します。さらに管理者向けに、ネットワークドライブの割り当てと切断のパッチファイルの作成方法も紹介します。
Windows ネットワークドライブ割り当て手順
ネットワークドライブ割り当て(N)をクリック
コンピュータを右クリック⇒ネットワークドライブ割り当て(N)をクリック
ドライブの設定とフォルダー情報を設定する
ドライブ(D):プルダウンより指定または好きな文字を選ぶ。
フォルダー(O):「\\共有ファイルサーバのコンピュータ名\フォルダ名\」を入力し、「完了」をクリック。
※共有ファイルサーバの設定次第で、ログイン用のIDとPasswordを要求する場合がありますので、その際は下記のような画面が出力され、ユーザーIDとpasswordを入力します。
☆管理者向けWindows 「net use」コマンドで実行の場合☆
Windowsコマンドで実行の場合は「net use」というコマンドがあります。
使い方は、コマンドプロンプトより実行可能。
net use X: \\server1\share1\
ネットワークドライブの接続時に接続用のIDとパスワードの制御をかけた場合は、
net use X: \\server1\share1 /user:user01 password01
Active Directoryの場合はFQND名を指定することもできる。
net use X: \\server1\share1 /user:user01@domainname.com password01
ネットワークドライブ切断手順
ネットワークドライブの切断(C)をクリック
コンピュータを右クリック⇒ネットワークドライブの切断(C)をクリック
切断するネットワークドライブを選択して、「OK」をクリック
☆管理者向けWindows 「net use」コマンドでネットワークドライブの切断を実行☆
コマンドプロンプトより、ネットワークドライブの切断方法
net use X: /delete /YES
管理向け応用編(ネットワークドライブの割り当てと切り替えを素早く行うパッチを作成)
上記の「net use」のコマンドを覚えましたら、ネットワークドライブの割り当てと切り替えを素早く行うパッチを作成することは可能です。書式は以下になりますので、ご参考までにね。
@echo off
net use X: /delete /YES
net use X: \\共有ファイルサーバのコンピュータ名\フォルダ名\
net use /persistent:yes
上記をメモ帳に貼り付け、ご自身の環境に変更後、名前を付けて保存し、拡張子を
.batにし、使い方は、ダブルクリックするだけです。