初めに

Windows10の固定IPアドレスの変更方法について説明します。本手順はPCの設定変更になりますので、作業(操作)者はあらかじめPCの管理者(Administrator)のメンバーである必要があります。

今回設定する固定IPアドレスは、例として、以下の情報をWindows10のPCに設定します。

IPアドレス:192.168.1.230
サブネット マスク:255.255.255.0
デフォルトゲートウェイ:192.168.1.254
優先 DNS サーバー:192.168.1.58
代替 DNS サーバー:192.168.1.199

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ローカル エリア接続のプロパティから設定変更

(1).ネットワークを右クリック⇒プロパティをクリックします。
※画面のネットワークが表示されない場合は、「Windows10でデスクトップアイコンを表示させる」をご確認ください。

netwark01

(2).アダプターの設定変更をクリックします。

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(3).「イーサネット」を右クリック⇒「プロパティ(R)」をクリックします。

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(4).「インターネット プロトコルバージョン4(TCP/IPv4)」を選択、プロパティをクリックします。

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(5).「次のIPアドレスを使う(S):」にチェックを入れ、「IPアドレス(I):」「 サブネット マスク(U):」「デフォルトゲートウェイ(D):」「優先 DNS サーバー(P):」「 代替 DNS サーバー(A):」情報を入力し、「OK」をクリックします。

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(6).「閉じる」をクリックします。(設定完了)

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コマンドプロンプトから設定変更(netsh コマンド)

(1).IPアドレスの変更はPCの管理者として実行が必要となるためWindowsキーを押しながら「X」ボタンをクリックし、「コマンドプロンプト(管理者)(A)」を起動します。

pcnamehenko06

(2).IPアドレス、サブネットマスク、デフォルトゲートウェイの変更

「netsh interface ipv4 set address “イーサネット” static 192.168.1.230 255.255.255.0 192.168.1.254」

※”イーサネット”はネットワークアダプターの名前を指定する。

netwark01

(3).DNSの変更
「netsh interface ipv4 set dns “イーサネット” static 192.168.1.58 primary」
「netsh interface ipv4 add dns “イーサネット” 192.168.1.199」

管理者向けパッチファイルの作成方法

上記の「netsh」のコマンドを覚えましたら、固定IPアドレスを素早く変更できるように、以下のパッチファイルを事前に作成し、作成したものを実行することで効率もあがりますね。

@echo off
netsh interface ipv4 set address “イーサネット” static 192.168.1.230 255.255.255.0 192.168.1.254
netsh interface ipv4 set dns “イーサネット” static 192.168.1.58 primary
netsh interface ipv4 add dns “イーサネット” 192.168.1.199

上記をメモ帳に貼り付け、ご自身の環境に変更後、名前を付けて保存し、拡張子を
.batにし、使い方は、右クリックで管理者として実行するだけです。